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調理師職種研究
結婚しても続けられる!調理師の多彩な働き方とは
調理師の多くは長時間労働と向き合わなければならないというのが現状ですが、一方で調理師が未来のない仕事なのかというと、まったくそんなことはありません。
調理師の中には働き方を工夫することによって、結婚しても仕事を続けている人も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、結婚後も続けられるような調理師の仕事の一例を紹介していきます。
「手に職」を活かしてパートへ
結婚後、たとえば出産で一旦フルタイムの仕事を離れなければならないケースや、育児中で短い時間しか働けないようなケースでは、飲食業界の人手不足は、むしろメリットに変わります。
というのも、人手不足の会社が正社員ではなく、より雇用しやすいパートやアルバイトを探しているような状況は全国的にあり、これを利用すれば短い時間から働くことも十分可能だからです。
たとえば、スーパーの調理担当やお弁当・惣菜店の製造スタッフ、近所のカフェ・レストランなど、働き口はさまざまです。
また、ほかの職種であれば一旦仕事から遠ざかってしまうと復帰が難しくなるような状況もありますが、調理師の場合、まさに「手に職」を持っていることになるので、実力さえあれば出産・育児を終えて、フルタイムとしての再雇用もスムーズにいくことが多いのです。
腕に覚えがあれば、独立するという手も
調理師にとって、結婚は独立する良いタイミングでもあります。「自分の店を持ってしまうと、今までよりも一層忙しくなってしまうのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、「自分のペースで働けるようになる」のも、独立するメリットのひとつです。
たとえば、フードコーディネーターとしてレシピ制作やスタイリングの道に進む手もありますし、自宅で料理教室を開いて決まった日に開催するというような働き方も可能です。
ただし、いずれにしても重要なのは調理師の仕事内容の中で「得意な分野」があること。それが調理そのものでなくても、盛付や新人教育でも構いません。将来の人生設計で仕事を続けていくと決めているのであれば、それにつながるような「周りの調理師には負けない自分だけの技術」を磨いておくことが大切になってきます。
まとめ
インターネットを利用して自分を㏚し、誰でも情報を配信できる時代になって、調理師の働き方も多様化しています。
たとえば、レシピを公開したり、それをYouTubeで実際に作るところを配信したりと、アイデア次第で自分のペースで継続できることもたくさんあります。
その際に「調理師」という資格があるのとないのでは、周りからの評価も大きく違ったものになるでしょう。料理が好きで、将来、自分のペースで働きたいと考えるのであれば、調理師の資格を取得しておくことをおすすめします。