パティシエとして働く人の、生活や仕事内容を見てみよう! パティシエとしてどのような仕事をするか、どんな生活になるかは「どの職場で働くか」によって変わることをご存じですか? パティシエの仕事は体力を要し、朝早くから夜遅くまで働くことも多いとされています。 もちろん、これも事実の一側面ではありますが、働く場所によっても仕事内容や生活は変化します。 今回はその点を皆さんに知って頂ければ、と思います。 パティシエの方の仕事内容を見てみよう! パティシエの仕事内容はお菓子作りで、そこに携わるという根本はどこで働こうとも変わりません。 しかし、細かい仕事内容は、やはり職場によって左右されます。 スイーツ専門店では、皆さんがイメージする「パティシエの仕事」がほぼそのままおこなわれています。 生地を練り、材料をカットし、焼き、飾り付ける。 このように、全行程をそれぞれのパティシエがおこなうお店もありますが、中には担当を決めた「分業制」に近い体勢でお菓子作りをおこなう店舗もあります。 これはお店のオーナーシェフの方針によって、店舗ごとに異なってくる点です。 なお、レストランの「スイーツ担当」を務める場合には、他の業務(ホールやスイーツ以外の料理の調理)を任される場合もあります。 ウェディング施設で働く場合には、基礎的な腕前はもちろんのこと、出来上がったケーキや洋菓子の美しさや、細かいデコレーションに対応する力が求められます。 パティシエの方の生活を見てみよう! パティシエの朝は早い パティシエの職場としては、個人店やウェディング施設、あるいは企業や工場などが考えられます。 個人店の場合は、いずれも9時〜10時前後のオープンであることが考えられますが、最低7時には到着して生地作りなどを始めます。 お店の方針やシーズンなどによっては「朝5時出勤」などということもあり得ますので、なかなか大変です。 昼2時ごろに合わせて商品の補充をおこない、夕方には翌日の仕込みもスタートします。 その後、夜9時前後の閉店に合わせて、片付けやミーティングを済ませます。 なお、ウェディング施設で働く場合には、9時の出勤から作業をスタートし、午後6時には業務が終了するなど、かなり余裕をもって働くことが可能な場合もあるようです。 1日の労働時間は長いと12時間以上 パティシエの労働時間は「お店の営業時間」によって大きく左右されます。 当然、営業時間が長いほど労働時間も長くなります。 早朝の用意、あるいは残業分なども加えると、労働時間が12時間以上になる場合もあるようです。 休日は週1日〜2日 忙しいパティシエにとって大切な休日ですが、これも「お店の営業日」に左右されます。 週1日の定休日か、あるいは週2日の定休日によっても、疲労の体感度は大きく異なってくるはずです。 個人店は忙しい傾向に ウェディング施設やホテルなどに比べて、スイーツ専門店、ことに「個人のお店」は忙しい傾向にあるようです。 やはり経済的な側面からも「限られた人数でお店を回さなければいけない」という事情があるため、そうしても忙しくなりがちな点は否めません。 シーズンによっては忙しい 特定のお店や施設に限らず、製菓業界全体に言えますが「特定のシーズンはどこも忙しくなる」のです。 特にバレンタインとクリスマスは顕著で、パティシエにとっては勝負の時期と言えるでしょう。 繁忙期は、残業や徹夜も当たり前、場合によっては泊まり込みになる、なんていうこともあるようですね。 ただし例外としてウェディング関連の施設では、ブライダルフェアがおこなわれる休日や、結婚式が増加する大きなお休みの時期(夏休み、冬休みなどのシーズン)が忙しくなります。 まとめ パティシエの仕事や生活は「働く職場」によって変わってくることがお分かり頂けたでしょう。 パティシエの働き方も多様化しているので、体力に自信のない方もご自分に合った職場を見つけて活躍して頂きたいと思います。