ハッピー製菓調理専門学校

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パティシエ科職種研究

パティシエ1年目!下積み時代の生活は大変なの?

みなさんは「パティシエ1年目の生活」がどのようなものかご存じですか?
パティシエ1年目はまさに「修行(下積み)のスタート時期」であり、周りの人たちとの信頼関係を築いていく時期です。
これからご紹介するように大変なことも多いので「ふんばりどころ」と言えるかと思います。

下積み時代の生活を紹介

パティシエの下積み時代の生活を一言で申しますと「地味で大変」と表現できるかと思います。
自分のアイディアをお菓子という具体的の形にしてみたり、前線に立ってどんどん働いたり、というイメージをお持ちの方は拍子抜けしてしまうかもしれません。
具体的には、洗い物、型やトレイなどといった道具の準備、材料の下ごしらえ(果物も皮むき、卵割りなど)、そして掃除などが主な新人の仕事となるでしょう。
先輩たちの補助作業、といった立ち位置ですね。
しかも新人という立場上、朝1番に出勤して掃除や準備をし、帰りも1番遅いなどということも珍しくありません。

さて、新人の仕事の中に「生地やクリームの仕込み」が入っていないので不思議に思った方もいるかもしれません。
洋菓子において「生地とクリーム」は命であり、要ともいえるものですから、パティシエ1年目では、仕込みを担当させてもらえないことも珍しくないようです。
また、パティシエ1年目ともなれば何度も注意を受けたり、時には怒鳴られたりすることもあるかもしれません。
キツいかもしれませんが、やはり一流のパティシエを目指す上では避けて通れないこと、と覚悟しましょう。
このような現場でレベルアップしていくには、仕事に対する姿勢や結果で周囲を納得させていかなければなりません。

職人の世界ではレベルアップにも順序を踏まなければなりませんから、あなたを指導する先輩パティシエもまた、こうした大変さを乗り越えてきたわけです。
ですから「自分だけが辛い」のではなく「みんなも同じように大変なのだ」と考えてください。

 

下積み時代の給料の額は?

下積み時代は、やはり金銭面が大きなネックになる方が多いようです。
パティシエ見習いとして、1日中せわしなく働いたとしても、給料が「手取りで月20万円」を超えることは珍しいかと思います。平均的には「月10万円台」といったところでしょう。

「同じお店で働く販売員のアルバイトの方と給与額があまり変わらない…」と肩を落としてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ここもやはり頑張りどころといえるでしょう。

1人暮らしをされている方などは特に大変だと思いますが、見習い期間中は忙しいため、他の副業・アルバイトをしている時間はなかなか取れないでしょう。
1つの解決策としては「住み込みで働く」という方法もあります。
しかし、住み込みOKのお店も昔より少ないようなので「下積み生活に入る前に貯金をしておくこと」や「ご両親に多少の援助を頼むこと」が現実的な方法といえるかもしれません。

 

まとめ

パティシエが「厳しい職人の世界」であることがお分かり頂けたでしょう。
新人は朝一番に出勤して、だけどお給料もはじめはそれほど多くなくて…。
お店へ初めて面接に行くときは「今日から頑張ろう」「夢を叶えよう」「自分のお菓子で人を幸せにしよう」など、期待と熱意にあふれているはずです。
しかし、このような理想と、下積み生活という現実のギャップから心が折れてしまいそうになることはしばしば。これは多くの先輩パティシエが経験している「通過儀礼」のようなものなのですね。
「ちょっとパティシエを目指す自信がなくなった…」という方には「製菓系専門学校への入学」をおすすめします。
未経験の状態で、実際の現場に出て学ぶ。この大変さを乗り切れば確かに鍛えられます。
しかし職場の先輩方の教え方が上手いとは限りませんし、丁寧な補足説明が期待できるわけでもありません。
ですが、製菓系専門学校で学んでおけば、現場での分かりづらい説明に対してもちゃんと意味をとることができます。つまり、スムーズなスキルアップが期待できるわけです。
もちろん「自分は絶対にパティシエになるのだ」という強い意志を固めてから、専門学校の門をくぐるのが望ましいと言えるでしょう。
(*このページに記載された諸金額はあくまでも目安となっております。業界の動きなどによって常に変動していることをご了承下さい)